年の初めのご挨拶ともいえる年賀状。 よほど欠礼のお知らせなどが届いていない限りは、普段お世話になっている人に年賀状を書くことは大切なことです。 年賀状の販売は毎年11月1日から開始されます。 年末年始の忙しい時期に慌てることがないように、早めに準備しておくことが大切です。 まずは年賀状の中身です。 最近はプリントされた年賀状が非常に多くなっていますが、できればその中に、自筆でコメントを入れると、温かみを感じます。 体に気を付けて、良い一年をお過ごしくださいなど、たった一言でいいため、自筆のコメントを入れるようにします。 住所欄ですが、縦書きの場合、漢数字を使います。 その時、10を十と書いてしまいがちですが、郵便屋さんの判断ミスを減らすためにも、十ではなく一〇と書きます。 また、年賀状が手配できずに、官製はがきで年賀状を送る場合には、切手を貼る予定の位置の下に赤いペンで年賀と書きます。 この表示がないと、郵便屋さんでは通常の郵便と勘違いしてしまうため、年賀状として届かなくなってしまいます。 賀詞の使い方にも注意が必要です。 自分より目上の人への年賀状には謹賀新年、自分より目下の年賀状には賀正を用います。 また、新年あけましておめでとうございますと書くと何の違和感もないように思いますが、新年とあけましては意味が重複しています。 賀詞を複数使ったり、賀詞の意味重複はできるだけ避けましょう。 ほかにも、去る、滅びる、失うなどといった言葉を書かないように注意します。 年初めの挨拶なので、区切りの意味を示す、や。は使わないなど、ちょっとした気配りをするだけで相手から一目置かれる年賀状を作ることができます。 |